鉄分

体内に酸素を運ぶヘモグロビンを作るミネラルの1種。不足すると血液が薄くなって貧血を起こす。妊娠中は、胎児が血液を作るために母胎から鉄分を吸収するので、母体の鉄分は不足しがち。また、胎児に酸素を運んで炭酸ガスを持ち去るため、母体も普段より多くの血液(特にヘモグロビン)を必要とします。そのため妊娠中期ごろから母体の血液量は増加するのだが、赤血球の量はそれ程増えない。つまり濃度が薄くなってしまうんです。
鉄分摂取で一番最初に思い浮かぶのは、やはりレバー。しかしそんなに毎日食べられるものではない。ほうれん草やひじき、切り干し大根も毎日食べる気はしなかった私。つわりが終わる頃を目安に、毎日プルーン3粒程度をヨーグルトに混ぜて食べていました。他には、海藻・大豆・赤身の肉・魚・卵黄・レーズン・緑黄色野菜にも含まれます。妊娠していない時の鉄分所要量は12mlで、妊娠中期以降は20mlです。意識的に取った方が良さそうです。私は初期の血液検査で貧血に引っ掛からなかったので中期から気をつけましたが、元々貧血気味の方は初期から鉄分摂取です。
ビタミンCやタンパク質を一緒に取ることで、吸収率UP。
貧血のために妊婦に処方される鉄剤は、合わないと胃を痛めたり便秘・下痢になったりすることもあるそう。